■旧表示指定成分の毒性(Part.2)■
塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウム塩酸塩) <用途> 殺菌剤、防腐剤、乳化剤
<毒性> アレルギー源になる。目に入るとアレルギー結膜炎の報告がある。飲むと、嘔吐、口や喉の粘膜の発赤、腹痛、血圧低下、錯乱、けいれん、昏睡を起こす。重傷になると、呼吸器系のマヒを起こし、呼吸困難やチアノーゼ、窒息を招き死に至る。
<別名> ベンザルコニウムクロリド
オキシベンゾン <用途> 紫外線吸収剤
<毒性> 皮膚から吸収され、急性致死毒性がある。少量でも、飲み下すとむかつき、吐き気。多量では、循環系の衰弱、虚脱、呼吸促進、麻痺、けいれん、ひきつけ、口と胃腸の壊死、黄疸、呼吸困難と心臓停止による死。
<別名> オキシベンゾン-3
香料 <毒性> アレルギー作用を示すものもある。皮膚刺激をするものが多い。強い香りのものは脳を直撃する。
サリチル酸(サリチル酸塩、サリチル酸フェニル) <用途> 保存剤・防腐剤
<毒性> 皮膚から吸収され、皮膚、粘膜を刺激し、腐触し発疹する。角膜を剥離する。飲むと嘔吐、下痢、腹痛、酸性症、精神不安、食欲減退、精神症、興奮、死。
酢酸トコフェノール <用途> 酸化防止剤、ビタミンE効果(育毛剤などでは血流促進としても使われる)
<毒性> 皮膚毒性はほとんどない。まれに、アレルギー皮膚炎を起こす人がいる。
ジブチルヒドロキシトルエン <用途> 酸化防止剤
<毒性> 皮膚炎、過敏症を生ずる。飲むと血清コレステロール上昇、異常行動を起す。 発ガン性の疑い、変異原生、体重低下、脱毛が報告されている。
<別名> BHT
臭化セチルトリメチルアンモニウム(臭化ステアリルトリメチルアンモニウム) <用途> 防腐剤、殺菌剤、界面活性剤
<毒性> 皮膚毒性は低いが、アレルギー性がある。飲むとむかつき、嘔吐、けいれん、ひきつけ、昏睡を起こす。
ステアリルアルコール(セトステアリルアルコール) <用途> 油性原料、乳化剤、消泡剤、潤滑剤、軟化剤
<毒性> 皮膚毒性は比較的弱いが、アレルギー性があり、カブレやアレルギー性皮膚炎を起こす
ステアリルアンモニウム <用途> 界面活性剤、帯電防止剤、乳化剤
<毒性> 皮膚毒性は比較的弱いが、アレルギー性があり、カブレやアレルギー性皮膚炎を起こす
セタノール <用途> 油分(エモリエント剤)、乳化安定助剤
<毒性> 皮膚障害を起こす。アレルギー性がある。
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